ドル円135円台前半、米雇用統計待ちで下げ止まり
2日午前の東京市場でドル円は安値圏でのもみ合い。朝方、135.31レベルで取引の始まったドル円は午前中135円台前半中心のもみあいとなりました。ただ、米長期金利が反発したため、135円割れは今のところ回避されており、午前中の取引レンジは135.01-60。東京時間正午現在は135.24レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩米市場でNYダウが反落したことや、円高進行を嫌気して売りが先行。ほぼすべての業種が売られ、546円の大幅安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、注目された米10月のPCEコアデフレーターが前年比で5.0%と予想通りに伸び率が鈍化、更に11月のISM製造業指数も予想を下回る冴えない結果となり、これらを受けて米長期金利が一段と低下し、米10年債利回りは一時3.50%をつけています。
この流れからドル円は海外時間も続落し、海外序盤の136円台半ばから米国時間終盤には一時135.21まで下げ、そのまま安値圏でアジア時間を迎えています。
テクニカルにはドル円は昨日からの下落で転換線を下放れ、売り地合いが強まっており、200日移動平均線(本日135.51レベル)を試す動きとなっています。
市場は今晩発表の11月の米雇用統計待ち。非農業部門雇用者数の事前予想は20万人の増加とやや弱めです。最近の米景気減速感に加え、さらに雇用の過熱感後退も裏付けられる内容となった場合には、米政策金利引き上げ速度鈍化観測が裏付けられ、一段とドル売り圧力が強まる恐れがあり、ドル円も200日線割れからのドル売り加速に注意が必要です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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