ドル円140円台から反落、北朝鮮弾道ミサイルの日本の経済水域落下を嫌気か (11/18午前)

18日午前の東京市場でドル円は140円台から失速。

ドル円140円台から反落、北朝鮮弾道ミサイルの日本の経済水域落下を嫌気か (11/18午前)

ドル円140円台から反落、北朝鮮弾道ミサイルの日本の経済水域落下を嫌気か 

18日午前の東京市場でドル円は140円台から失速。朝方、140.19レベルで取引の始まったドル円は、序盤は買いが優勢となり140.50まで上昇しました。しかし高めで始まった米長期金利が低下に転じたことからドル円も反落。10時過ぎには北朝鮮がICBM級ミサイルを発射し、約一時間後に北海道の西の日本の排他的経済水域内に落下したことが報じられたこともドル円の重しとなり、11時台には140円を割り込んで、東京時間正午現在は139.92レベルで取引されています。
最近は、北朝鮮のミサイル発射も「恒常化」しており、あまり反応しない為替市場でしたが、このことろ発射頻度が増しており、また、3月以来の日本のEEZ内落下ということで、金融市場でもやや懸念が強まった印象です。

日経平均株価は、昨晩海外時間に円安が進行したことから自動車等の輸出関連銘柄が牽引し上げ幅は一時100円を超えました。一方で新型コロナ感染第8波への懸念から運輸系の株に売りが入るなどして上げ幅を縮小、47円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では欧州序盤に米長期金利が低下したことから、ドル円は一時138.88の安値をつけました。しかし、英政府が2023年のGDP予想を+1.8%からー1.4%に下方修正したことから対ポンドでドルが買われ、ドル買いがドル円に波及したこと、米長期金利の反転上昇、FRB関係者のタカ派発言等に米国時間にかけ140.74まで反発し、やや戻して140円台前半でアジア時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は、横ばい推移が続いているものの、一目均衡表の「雲」下限が本日140.30レベルに上昇しているため「雲」から離脱しつつあることで、ややドル売り地合いが強まっています。

ドル円は昨日の米長期金利の急低下を全く反映しないまま、昨晩も続いたFRB関係者のタカ派発言に押し切られて上昇する形となりました。米長期金利は昨晩反転上昇し、米10年債利回りは現状3.76%付近で推移。米CPIを受けての急低下後の動きの中では中庸的な水準と言え、このあたりで一旦は落ち着きを見せるのか動向を要注視です。

ドル円140円台から反落、北朝鮮弾道ミサイルの日本の経済水域落下を嫌気か 

ドル円日足

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