米10月鉱工業生産指数の予想
本日は10月小売売上高の45分後に10月の鉱工業生産指数(IP)と同設備稼働率(CU)が発表されます。前回は2つ共に予想を上回る数値でした。ここ数ヶ月は冴えない状況でしたが、やや上昇力を戻しています。今回の10月予想はIPが下がり、CUはやや上昇予想になっています。昨日はNY連銀製造業景況指数(NY)が発表され、予想▼6.0に対して+5.0となり、4ヶ月振りのプラスになりました。ややマインドが改善している様で、この反発がIPに好影響を与えれば良いのですが。下図を見るとオレンジ色のNYが大きく下がっていましたが、やや反発しています。現状ではNYが2021年9月にピーク(オレンジ色の縦線@)をつけてから1年以上に亘り下落しているので、過去のパターン(A)ですと1年強でIPが下がっているので、そろそろ下降トレンド入りも想定されます。逆にNYがこのまま回復してくると、IPも横這いから再度上トレンドになる可能性もあります。果たしてどのパターンになるかやはり今後の利上げ幅が鍵を握っていると思われます。
(今回予想2022年11月16日9時00分現在)
鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数
(青の矢印が今回の発表値予想)
下図はユーロドルの日足チャートです。昨日はNY連銀製造業景況指数で週足を添付し、ユーロが強い状況になっているとしましたが、下図の日足でもユーロ堅調地合いになっています。しかしながら、昨日は上ヒゲが異常に長いトウバ線に近い形となり、1回目の上値トライは失敗しています。
まず9月26日底値からのサポートA(=0.9780)があります。ここから平行に上げたB(=1.0180)でユーロ高トレンドを形成していましたが、8月11日高値からの抵抗線C(=1.0040)を11月8日に上抜き、更にそこからユーロが急騰した結果、Bも越えています。高値は昨日1.0479までトライしましたが、終値では8月10日・11日高値のD(=1.0370)未満で止められています。ユーロの一段高を狙うにはまず日足で1.04以上の終値を確認してからの方がリスク少なくなりそうです。その場合でも昨日の高値は最初の抵抗線として意識されます。逆に今回下押し調整に入った場合は11月4日底値からのサポートE(=1.0080)がポイントになり、その後はCが意識され、AとBのユーロ高トレンドの下限を模索する可能性が出てきます。
相場はIPが予想を下回った場合、金利に影響がでるかがポイントになりそうです。
(2022年11月16日13:10 1ユーロ=1.0355ドル)
オーダー/ポジション状況
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