米10月小売売上高の予想
本日10月小売売上高が発表されます。
前回9月の小売売上高は弱いながらもほぼ予想に近い結果となりました。発表前にドルは147円70銭付近で推移していましたが、148円手前までしか動きませんでした。その後、ミシガン大の予想インフレ率上振れの指標発表に148円86銭まで上昇し148円67銭で引けています。この時点でも材料としては金利絡みの指標でした。
今回10月予想はここ数ヶ月間の芳しくない数値から脱却し、全体では前月比+1.0%、除く自動車も+0.5%の予想になっています。但し、下図を見ると、まだコロナ前の右肩上がりのトレンドを越えていますが、2022年になってからはラウンドトップ気味の推移で、上昇力に欠ける展開になっています。今日は予想通りの結果となった時、債券市場はどの様に受け止めるかになります。昨日までは金利が緩んだ展開でしたので、10月が好数値と取るか・上昇力弱いと取るかが注目されます。もしレンジ下限の結果になった時は金利軟化でドル売りの場面になるかもしれません。また同時刻に輸出入の物価指数(予想は下記)も発表され、普段は材料視されない金利指標に反応するかもみます。
(今回予想2022年11月16日9時00分現在)
実数値ベース
(1)全体
(青の矢印が今回予想値、黒い線はコロナ前の上昇トレンドライン)
(2)除く自動車
(青の矢印が今回予想値、黒い線はコロナ前の上昇トレンドライン)
10月輸出入物価指数
(今回予想2022年11月16日9時00分現在)
下図はドル円の日足チャートです。今年8月2日底値からのサポートA(=145円50銭)を下抜けてからドル下落が続いています。目先は8月31日に空けた窓B(=138円96銭)を埋め、昨日は8月26日の窓C(=137円64銭)を埋めきれずに、急速に戻してBも越えました。まだドルが弱い状態は変わらないですが、もしCを切った場合は8月5日の戻り高D(=135円50銭)が目途になります。万一更にこれを切った場合はAの起点130円41銭が1つの目安になります。
上値は9月22日の介入による上下の大きなヒゲ下限E(=140円40銭)が1つの抵抗線になっており、この上にはF(=142円50銭)があります。もしFを越えてくる様だとAと高値からの抵抗線G(=147円30銭)があります。
現状では昨日の日足が下ヒゲが非常に長いたくり線の様になっているので、下値トライは一度失敗し、EとFが上値目途になっています。
(2022年11月16日10:40、1ドル=139円82銭)
オーダー/ポジション状況
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