ジャクソンホールに向けて(22/8/19)

FF先物はCPI直後に比べ、ピーク金利の上昇とピーク時期の延長が起きています。

ジャクソンホールに向けて(22/8/19)

ジャクソンホールに向けて

米国CPIのコラムでクリーブランド連銀メスター総裁のタカ派なスタンスに触れましたが、その後他の地区連銀総裁からも同様のタカ派なコメントが続きFF先物はCPI直後に比べ、ピーク金利の上昇とピーク時期の延長が起きています。

ジャクソンホールに向けて

上から2022年9月、12月、2023年3月、6月の各限月ですが、12月時点で約3.5%まで上がっていること、ここからピーク金利が3.5%でありそれが2023年6月まで続いていることがわかります。以前は2023年前半に緩和への転換を織り込んでいたことからすると、金利市場のコンセンサスはピーク金利の水準を除いてメスター総裁の発言に沿った動きになってきたようです。

FOMC議事録公表後もハト派的と受け止めたアナリストも多かったようですが、9月のFOMCは数字を見て決めるということはこれまで同様当然のことで、それよりも現在のインフレ率を不快なほど高いという部分こそ気にすべきと思います。FRBのインフレターゲットは2%であり、メスター総裁も2%台を数か月続けてみない限り緩和に転じることは無いと言っていますし、そう簡単に2%台に下がるようには思えません。

来週後半にはジャクソンホール(経済シンポジウム)が開催され、パウエルFRB議長の発言に注目が集まりますが、9月FOMCでの利上げ幅に言及しないまでも今まで以上にタカ派な発言をしてくる可能性が高いのではないかと見ています。果たしてどのような講演を行うのか、来週最大の注目イベントとなりそうです。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る