ドル円133円台後半、134円台半ばでもみ合った後、正午過ぎに急落
29日午前の東京市場でドル円は安値圏でのもみ合い。昨晩の米GDPショックでドル円が急落した流れを受け、朝方、134.26レベルで取引の始まったドル円は134円台半ばでのもみ合いに終始。東京時間正午現在は134.30レベルで取引されています。(尚、正午過ぎに急速にドル売りが強まり、ドル円は134円割れを示現、12:30現在までの安値は133.57)
日経平均株価は、昨晩米市場でFRBの利上げ速度が鈍るとの見方が広がり、主要株価指数が上昇した流れを受け、序盤に買いが先行、日経平均は一時28,000円を回復しました。その後は景気先行き懸念からの売りも出てもみあい、129円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では発表された第2四半期の米GDP一次速報値が予想前期比+0.4%を大きく下回る-0.9%となり、リセッション入りの可能性が高まったことから米長期金利が急低下、10年債利回りは一時2.64%まで下げています。ドル円も135円台半ばから134円台半ばへ急落。終盤にかけてもじり安に推移し、134.20レベルでアジア時間を迎えています。
テクニカルにはドル円は、昨晩の急落で、5/24安値126.36から7/14の年初来高値139.39までの上昇の38.2%戻し(134.41)付近まで下落。転換線が基準線をデッドクロスしており、地合いの悪化が鮮明です。当面のターゲットは、上記フィボナッチの半値戻しと一目均衡表の「雲」の上限が位置する132.82-87レベル。上方向は転換線が136.45レベル、21日線等基準線が136.70付近とやや遠めです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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