ドル円127円台で堅調推移、FOMC議事要旨に新味なく下値不安後退か (5/26午前)

26日午前の東京市場でドル円は127円台前半中心の取引。

ドル円127円台で堅調推移、FOMC議事要旨に新味なく下値不安後退か (5/26午前)

ドル円127円台で堅調推移、FOMC議事要旨に新味なく下値不安後退か

26日午前の東京市場でドル円は127円台前半中心の取引。朝方、127.32レベルで取引の始まったドル円は、序盤に127.12まで一旦軟化しましたが、時間外の米長期債利回りが上昇して始まると一時127.58まで上昇。その後は米長期金利の上下動に合わせる形で127円台前半でのもみ合いとなり、東京時間正午現在は127.37レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩欧米株価が堅調推移したことを受け買いが先行。上げ幅は一時200円を超えましたが、半導体、金属・鉱業株などが売られ、前日終値付近でのもみあいに転じました。結局前日比7円の小幅高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米株式市場の反発と米長期金利の上昇に米国時間に127.50まで上値を伸ばしました。注目された5月分のFOMC議事要旨は今後2回の会合での0.5%の利上げを大半の参加者が支持する内容でしたが、特段の新味はなく、そのまま127円台前半で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は一昨日の126.36への下落でそれまでのレンジ下限126.95を下抜けたものの、昨日からは反発ムード。原レンジへ復帰しています。ただ、戻りは鈍く、本日129.09近辺の21日線を回復するまでは持ち合いに戻ったとは言いにくい状況。まずは5/9からの下降トレンド上限や、転換線(128.07)のある128円レベルをクリアできるかに注目です。

ドル円は引き続き米長期金利との連関が強い状況が続いています。その米長期金利は未明のFOMC議事要旨にほとんど反応しませんでした。ただ、これはやや過剰に上昇加速を織り込みすぎていた感があった米長期金利が、現状への調整を完了したことの証左とも言えそうで、ここからは再び景気先行き見通し(期待)の変化に、金利も為替も素直に反応していく相場となりそうです。

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