ユーロドル、ECB関係者のタカ派発言を織り込んで反落
25日の東京市場でユーロドルは軟調推移。朝方1.0736の高値圏で取引の始まったユーロドルは、ここまでのECBのタカ派スタンスを一旦織り込んだことから、ポジション調整的にじり安の展開となり、夕刻には1.07割れを示現しました。欧州勢参入後は米株先物の軟調推移が嫌気されたためかユーロドルは一段と下げ幅を広げ、東京時間18:30現在は1.0671レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、欧州序盤のラガルドECB総裁の前日に続いてのタカ派姿勢表明や、新築住宅販売、総合PMI等の米指標が不冴えだった結果、米長期金利が低下したことなどでユーロドルは米国時間に1.0749まで上昇。終盤にかけやや戻して1.0736レベルで東京時間につなぎました。
テクニカルにはユーロドルは昨日と変わらずの立ち位置ですが、4月中旬にサポートだった1.0760レベルに頭を抑えられた形で昨日高値の更新には至っていません。ターゲットは引き続きフィボナッチ76.4%の1.0798、サポートは基準線の1.0643、21日線の1.0545です。
序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調推移。今晩この後は21:30に米4月耐久財受注、23:30に米週間原油在庫統計、注目の5/3-4開催分のFOMC議事要旨公表は27:00です。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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