ドル円128円台で堅調推移、株価、米長期金利反発で
20日午前の東京市場でドル円は堅調推移。朝方、127.79レベルで取引の始まったドル円は、時間外の米株先物、米長期金利がともに上昇したことで買い戻しが優勢となり、一時128.21の高値をつけた後、東京時間正午現在は128.08レベルで取引されています。
総務省が発表した4月の本邦消費者物価指数は2.1%と消費税の影響があった2014-15年を除けば約13年ぶりの高水準となりましたが、為替市場への影響は限定的でした。
日経平均株価は、米株式市場が終盤持ち直しの動きを見せたことから、前日の下落の反動買いが強まり、序盤から買いが優勢となりました。中国人民銀行が政策金利に相当するローンプライムレートを0.15%引き下げたことで中国、香港の株式市場が上昇して始まったことも追い風となり、上げ幅は300円を超え、309円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、序盤は米株式市場の軟調が続いたこと、米長期金利も低下したことで米国時間朝方にドル円は127.02まで下値を拡大しました。しかし、その後は米株、米長期金利ともに反発、ドル円も127.80レベルに戻して東京時間を迎えています。
テクニカルにはドル円は、昨日約3か月半ぶりに21日移動平均線を下放れ、ドル売り地合いが強まっています。昨晩は現在の持ち合いレンジ下限の4/27安値126.95を前に反発しましたが、株価が再度軟調推移する等円買いが再度強まり、126.95を割り込んだ場合には、持ち合いから反落に転じる可能性があり要注意です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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