ドル円一時128円割れ、株価軟調に下げた後米金利反転で買い戻される荒い値動き (5/19午前)

19日午前の東京市場でドル円は下落後に急反発。

ドル円一時128円割れ、株価軟調に下げた後米金利反転で買い戻される荒い値動き (5/19午前)

ドル円一時128円割れ、株価軟調に下げた後米金利反転で買い戻される荒い値動き

19日午前の東京市場でドル円は下落後に急反発。朝方、128.22レベルで取引の始まったドル円は、昨晩大幅安となった米株の先物が東京時間に入っても下げ止まらなかったことから、一時128円台を割り込み、127.89の安値をつけました。しかし、昨晩米株とともに下げていた米長期金利が上昇に転じ、その後米株先物も持ち直したことから買い戻され、東京時間正午現在は128.67レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩欧米株式市場が大きく下げた流れを受け、開始直後から全面安となり、下げ幅は一時700円を超えました。その後もそのまま大きな買い戻しの動きもなく、672円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米ウォルマートやディスカウントチェーン大手のターゲットが、インフレ圧力を背景とした消費の伸び悩みにより、通期の利益見通しを引き下げたことが引き金となり、米株は生活必需品や一般消費関連銘柄中心に大幅安となりました。NYダウは1,164ドル(3.57%)、S&P500は4.04%、ナスダック総合指数に至っては4.73%の暴落商状、これを受けてドル円はリスク回避のドル買い円買い双方が強まり、米国時間に一時128.01まで下げて、128.22レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の下落で21日移動平均線を下放れ、基準線に絡む動きとなりドル売り地合いが強まっています。今のところはまだ、127-131.35の横ばいレンジ内での推移ですが、本日海外終了までに129.28レベルの21日移動平均線に届かない場合、21日線からの完全な下放れは今年1月下旬以来となり、やや雰囲気が変わってきそうです。

ドル円一時128円割れ、株価軟調に下げた後米金利反転で買い戻される荒い値動き

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