ドル円130円割れから持ち直す、米株先物の反発受け (5/10午前)

10日午前の東京市場でドル円は急落後に反発。

ドル円130円割れから持ち直す、米株先物の反発受け (5/10午前)

ドル円130円割れから持ち直す、米株先物の反発受け

10日午前の東京市場でドル円は急落後に反発。朝方、130.29レベルで取引の始まったドル円は、時間外の米株先物が続落したこと、同時に米長期金利も低下し、10年物国債利回りが3%を割り込んだことで、9時台から急落。10時過ぎには一時129.80まで値を下げました。しかし、その後米株先物が持ち直し、それにつれて10年債利回りも3%台を回復したことからドル円も反発に転じ、東京時間正午現在は130.40レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩も米主要株価指数が大幅安となったことから、売りが先行。エネルギー、IT関連株等が大きく売られ下げ幅は一時500円を超えました。しかし前記の通り米株先物が10時台に戻したことで下げ幅を縮小、244円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、注目されたロシアの戦勝記念日で、プーチン大統領が一部で懸念されていた「戦争宣言」による国家総動員体制への移行を行わなかったばかりか、今回のウクライナ侵略に関する戦果の強調もほぼ行わなかった、あるいはできなかったことへの安堵感からユーロが対ドルで買い戻される動きとなりました。そのドル売りが波及する形でドル円も、欧州序盤につけた年初来高値131.35から130.12まで反落、130.30レベルで東京時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は引き続き130円前後のもみあいが続いていますが、昨日高値を更新したことで、上昇基調は維持されています。昨日はロシア要因でドル円は反落していますが、その間も基本的には米長期金利の上下との相関性が高い状況は続いています。戦勝記念日に華々しい戦果を強調できなかったプーチン大統領の次の一手は不気味なものがありますが、今週は明日のCPI、明後日のPPIと米インフレ指標発表が相次ぎますので、基本的には指標を受けての金利相場に回帰しそうです。

ドル円130円割れから持ち直す、米株先物の反発受け

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