ドル円115円台半ば、高値圏での横ばい推移 (1/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は高値圏での横ばい推移。

ドル円115円台半ば、高値圏での横ばい推移 (1/28午前)

ドル円115円台半ば、高値圏での横ばい推移

28日午前の東京市場で、ドル円は高値圏での横ばい推移。昨晩海外市場で急伸した流れを受け、朝方115.36レベルで取引が始まったドル円は、じりじりと値を上げて高値115.48をつけましたが、昨晩高値115.49を前に伸び悩み、東京時間正午現在は115.43レベルで取引されています。
日経平均株価は、欧米市場での株価の下げ止まりと、連日の下げからの値ごろ感の買戻しに朝方から買いが先行、ほぼ全業種で上げて、549円の大幅高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場ではFOMC後の米長期金利上昇、欧米株の下げ止まりからドル円に買い安心感が広がり、米国時間にかけてドル円は115.49まで急伸しました。その後は米株が上げ幅を縮小したことでやや売り戻され、115.36レベルで東京時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は、昨晩の上昇で21日移動平均線を上抜け、1/4高値116.35からの下落の61.8%戻し(115.25)も達成。しかも1/14安値(113.49)と1/24安値(113.47)できれいなダブルボトムを形成しており、上昇ターゲットは116.64と年初来高値116.35を上抜ける水準。一気にドル買い地合いが強まっています。

欧米主要市場で株価の連鎖安に歯止めがかかったことで、市場では一旦安ど感が広がっている状況ですが、一部では今回のFOMC後のパウエル議長の会見スタンスから、FRBは株価のある程度(10~20%?)の調整は意に介さないとの見方も出ており、現状ではまだ予断を許さない状況。為替市場の先行きを見据えるうえでもここ数週間は、やはり株価動向を十分注視する必要があります。
一方で株価さえ安定すれば、ドル円でもドル買い要因が揃った形となり、ここまで上値を抑えられてきた分、強いドル買いが生じる可能性も低くはなさそうです。

ドル円115円台半ば、高値圏での横ばい推移

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