ドル円、114円台前半での方向感探り
20日午前の東京市場でドル円は114円台前半でのもみ合い。朝方、114.29レベルで取引が始まったドル円は一旦114.42まで上昇した後、実需とみられるドル売りに10時過ぎに114.03まで下落しました。ただ、114円割れは回避して買戻しが入り、東京時間正午現在は114.27レベルで取引されています。
日経平均株価は、米主要株価指数がマイナスで引けたものの、昨日日経が大きく下げた反動での買戻しの動きもあり、前日終値を挟んで上下しました。しかし、その後中国人民銀行が1年9か月ぶりに貸し出し基礎金利を引き下げたことなどがサポートし、結局127円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、ドル円は株価の軟調と、米長期金利の上昇一服に上値の重い展開となり、一時114.21まで値を下げて114.33レベルでアジア時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は一目均衡表の「雲」の上、21日移動平均線の下で114円台でのレンジ相場が継続中。今月になって不安定感の目立つ株式市場の動向が安定しない限り水準を定めるのは難しそうです。
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