ドル円、113円台半ばでもみ合い (12/8午前)

8日午前の東京市場でドル円は113.36-63レンジの取引。

ドル円、113円台半ばでもみ合い (12/8午前)

ドル円、113円台半ばでもみ合い

8日午前の東京市場でドル円は113.36-63レンジの取引。朝方、113.50レベルで取引が始まったドル円は、新規材料難から113円台半ばのもみあいとなり、方向感を見いだせないまま、東京時間正午現在は113.51レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩欧米主要株価指数が大幅に反発したことから買いが先行、特に米ナスダック総合指数の上昇率が大きかったことから、本邦でも電子部品、半導体銘柄等に買いが集まり上昇をけん引しました。日経平均午前は318円高で取引を終了しています。

昨晩海外市場では、オミクロン株感染拡大による経済への過度の影響懸念が後退、一方で中国が不動産業界への規制緩和方針を示唆し、人民銀行も預金準備率引き下げによる金融緩和に踏み切るなどの景気支援策を打ち出したこともあり、全般的にリスク選好が回復しています。
為替市場では主として資源国通貨に買い戻しの動きが強まり、ドル円は113円台後半で堅調ながらも、もみ合いました。

テクニカルにはドル円は一昨日の上昇で一目均衡表の「雲」の上限(113.30レベル)を上抜けて以降は「雲」の上での推移を維持していますが、引き続き転換線、21日移動平均線、基準線が113.95から114.02に密集して強いレジスタンスとなっており、上値も重い状況です。

午後以降は、市場のオミクロン株の経済への影響が少ないとの判断の継続性と、ついにデフォルトが発生したとされているにもかかわらず、いまのところ金融市場への影響があまり出ていない中国恒大集団関連報道の金融市場への影響に要注目です。

ドル円、113円台半ばでもみ合い

ドル円日足

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