3. ドル円、狭いレンジ内で膠着。米サンクスギビングデーで商い閑散（11/26朝）

ドル円、狭いレンジ内で膠着。米サンクスギビングデーで商い閑散（11/26朝）

25日（木）のドル円相場は狭いレンジ内で閑散商い。

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ドル円、狭いレンジ内で膠着。米サンクスギビングデーで商い閑散（11/26朝）

ドル円、狭いレンジ内で膠着。米サンクスギビングデーで商い閑散

〇ドル円、115円台前半で小動き、米感謝祭で市場閑散
〇ユーロドル、1.12台前半で方向感に欠ける展開
〇本日も「ブラックフライデー」で米株・債券市場が短縮取引、流動性回復は来週以降
〇感謝祭以降クリスマスまでは株上昇のアノマリーあり、リスク選好で円安進行期待も
〇来週早々17年1月高値115.62を目指す展開か
〇本日の予想レンジ：115.00ー115.60

海外時間のレビュー

25日（木）のドル円相場は狭いレンジ内で閑散商い。日米金融政策の方向性の違いを背景に、欧州時間朝方にかけて、高値115.43まで上値を伸ばすも、前日海外時間に記録した約4年10ヵ月ぶり高値115.52（2017年1月19日以来の高値圏）をバックに伸び悩むと、株式市場の軟調推移や短期筋のポジションクローズが重石となり、米国時間朝方にかけて、安値115.25まで反落しました。もっとも、その後は米感謝祭（サンクスギビングデー）で市場参加者が激減する中、ドル円は膠着。本稿執筆時点（日本時間11/26午前4時45分現在）では、115.35前後で推移しております。

25日（木）のユーロドル相場は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。欧州時間朝方にかけて、高値1.1230まで上値を伸ばすも、一巡後に伸び悩むと、欧米金融政策の方向性の違いや、欧州圏における新型コロナウイルスの感染拡大懸念、ECB議事要旨のハト派的な内容（「現時点の緩和政策のスタンスを再認識」「金融政策は忍耐強くあるべき」）などが重石となり、米国時間にかけて1.1206まで反落しました。もっとも、その後は米感謝祭（サンクスギビングデー）で市場参加者が激減する中、ユーロドルは膠着。本稿執筆時点（日本時間11/26午前4時45分現在）では、1.1210前後で推移しております。

本日の見通し

ドル円は米感謝祭で市場参加者が減少する中、狭いレンジ内での膠着相場が継続しました。本日も「ブラックフライデー」で米株市場および米債市場が短縮取引となる為、本格的な流動性回復は来週以降に持ち越されそうです（本日も動意に欠ける展開が続く見通し）。但し、米感謝祭明けからクリスマスにかけては通常、株高が進行しやすく、来週以降は再び「リスク選好の円売り」が期待されます。また、こうしたアノマリー的な要素に加えて、テクニカル的な強さ（強い買いシグナルを示唆する三役好転や強気のパーフェクトオーダー、強気のバンドウォークの同時成立）や、ファンダメンタルズ的な強さ（日米金融政策の方向性の違いや、米国におけるインフレ加速懸念、黒田総裁による円安容認観測）も揃っている為、当方では引き続き、来週早々に2017年1月19日に記録した約4年10ヵ月ぶり高値115.62に向けて上伸する展開をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ：115.00ー115.60

注：ポイント要約は編集部

ドル円、狭いレンジ内で膠着。米サンクスギビングデーで商い閑散

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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