11月NY連銀製造業景況指数の予想
本日、11月NY連銀製造業景況指数(NY)が発表されます。
前回10月は予想を下回る19.8(予想25.0)でした。予想レンジ下限は20でしたので、それも下回っています。しかしながら、まだNYは高値圏で推移しており、製造業に関しては悪くはない様です。この時の相場は小売売上高も同時に発表され、結果0.7%(予想▼0.2%)にも関わらず、114円46銭の高値から114円絡みまで売られました。ポジション的にロングに傾いていたので、NYを材料視した形になっています。今回は先週の消費者物価指数でドルは大きく上げ、ドル買い材料に反応し易い地合いになっており、もしレンジ上限越える数値になると、金利高ドル買いに繋がる感じです。逆に、レンジ下限以下になると、ポジション調整になるかもしれません。但し、今週は小売売上高を筆頭に重要指標が発表されますので、「行って来い」の相場になりそうです。
今回予想
(11月15日10時現在)
下図(1) のオレンジ色の移動平均線を見ると、2017年高値の23〜24(緑の横線)よりも依然上回っており(今回の3ヶ月移動平均線は25.37)、製造業に関してはまだまだ景気拡大傾向の余韻を残しています。
(1) NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)
(青の矢印は今回予想、赤はゼロ、緑は過去の移動平均線高値で24付近)
下図(2) のISM製造業との比較では、NY>ISMになると時間経過で、いずれ双方が下がるパターンになっています。まだ青のISMが横這い推移になっているので、双方が下降の流れに入るには時間経過が必要になりました。現在は2017年当時(〇印)のパターンに近い流れに入り掛けている様です。
(2) ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は11月予想値を加味した移動平均線)
下図はドル円の週足チャートです。年始底値からのラインA(=115円75銭)は既に下抜け、その後B(=109円80銭)のサポートに守られて再度急激なドル高C(=114円90銭)を形成しましたが、それも2週前に下抜けています。
上値は10月下旬高値からの抵抗線D(=114円40銭)に止められています。ラインEは112円24銭に窓を空けており、先にここを埋めるのか、Dを先に抜くのかが今週のポイントになっています。流れはまだドル高ですので、今日から始まる経済指標次第になりそうです。
(2021年11月15日14:45、1ドル=113円85銭)
オーダー/ポジション状況
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