ドル円111円台後半、112円台から小幅反落 (9/30午前)

30日午前の東京市場でドル円はじり安推移。

ドル円111円台後半、112円台から小幅反落 (9/30午前)

ドル円111円台後半、112円台から小幅反落

30日午前の東京市場でドル円はじり安推移。朝方、111.96の高値圏で取引が始まったドル円は、6時台に一時112.01をつける場面もありましたが、すぐに押し返されその後は上値の重い展開に。時間外の米10年債利回りが1.51%台に低下したことや、中国の指標が冴えない結果となったこともドル円の重石となり、一時111.80まで値を下げた後、東京時間正午現在は111.85レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩の欧米株の堅調地合いを受け序盤は前日終値付近でもみ合いましたが、10:00に発表された中国の9月の製造業PMIが前回、事前予想に届かなかったことをきっかけに売りが優勢となりました。日経平均の下げ幅は一時200円を超えたものの、明日からの本邦の緊急事態宣言解除を前に運輸株等に買いも入り、結局104円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では発表された米住宅関連指標の強い結果や、四半期末を控えたドル買いフローに、ドル円は米国時間午後にかけ一時112.05まで値を伸ばしました。その後やや戻したものの、111.96レベルの高値圏で東京時間につないでいます。尚、FRBパウエル議長はECB主催のパネルディスカッションで、「現在のインフレ高進はパンデミックからの回復からの強い需要に供給が追い付かないことによるもので、新しい高インフレ時代につながるものではない」との見解を示しましたが、為替市場の反応は限定的でした。

テクニカルにはドル円は昨晩の上昇で年初来高値を更新、高値112.05は2020年2月以来の高値水準です。当面のターゲットは2020年2/20高値の112.23、その水準を超えると2018年高値の114.55あたりまで週足、月足でもチャートポイントが見当たらない状況です。
明日からの本邦の緊急事態宣言全面解除を受け、半期明けの本邦株価が上昇に転じるような状況になれば、ドル円の上昇が加速する可能性もあり、今日明日の株価動向等要注意です。

ドル円111円台後半、112円台から小幅反落

ドル円日足

ドル円111円台後半、112円台から小幅反落 2枚目の画像

ドル円週足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る