ドル円、昨晩海外時間の急落受け109円台半ばでもみ合い (9/15午前)

15日午前の東京市場でドル円は109円台半ばから後半での推移。

ドル円、昨晩海外時間の急落受け109円台半ばでもみ合い (9/15午前)

ドル円、昨晩海外時間の急落受け109円台半ばでもみ合い

15日午前の東京市場でドル円は109円台半ばから後半での推移。昨晩NY市場でドル円が下落した流れを受けて、朝方109.69レベルで取引が始まったドル円は、安値圏で再び方向感をなくしています。取引レンジは109.55-74と相変わらず狭く、安値も昨晩安値109.53を更新していません。東京時間正午現在は109.62レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩米主要株価指数が続落した流れを受けて売りが先行、下げ幅は一時300円を超えました。しかし、前場終了間際に米株先物が急反発したことから買い戻され、160円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では注目された米国8月の消費者物価指数が前月比ベースで市場予想に届かず、発表後に米長期金利とNYダウが急落しました。ドル円も発表前の高値110.16レベルから深夜にかけて109.53まで下げる、最近では値動きの荒い展開となりました。

テクニカルにはドル円は昨晩の下落で一目均衡表の「雲」の下に出て、21日線、90日線等の主要テクニカルポイントを下放れましたが、109.41-110.46の最近の膠着レンジ内でやや下方にシフトしたにすぎず、レンジ相場は継続中です。

昨晩の米CPIも前月比こそ予想、前月に届かなかったものの、前年比は5.3%、コア部分でも4.0%と引き続き高水準。これをもって米国の早期テーパリングが遠のいたと判断するのは無理があり、ドル円の新たなトレンド形成につながる気配は今のところありません。
一方で、パウエル議長の「インフレ一過性説」はこれで市場に再認識されたものと思われ、本日発表される鉱工業生産や、NY連銀製造業景気指数等、直接はFRBの政策目標となっていない個別の米経済指標に対する注目度も今後はやや高まることが予想されます。

ドル円、昨晩海外時間の急落受け109円台半ばでもみ合い

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