ドル円、菅首相総裁選不出馬報道で一時乱高下 (9/3午前)

3日午前の東京市場でドル円は横ばい後に乱高下。

ドル円、菅首相総裁選不出馬報道で一時乱高下 (9/3午前)

ドル円、菅首相総裁選不出馬報道で一時乱高下

3日午前の東京市場でドル円は横ばい後に乱高下。朝方、109.94レベルで取引が始まったドル円は雇用統計前の様子見が続き109.84-98の狭いレンジでの取引が続きましたが、正午前にNHKが菅首相の総裁選不出馬表明を報道すると乱高下し、値幅を一気に109.80-110.07レンジに広げました。ただ、材料的に円買い円売りどちらかに傾いたということはなく、東京時間正午現在は109.98レベルで取引されています。

日経平均株価は、前日海外市場でNYダウが上昇した流れを受けて買い先行で始まり序盤はもみ合いましたが、昼前にかけて上昇し、243円高で午前の取引を終了しています。尚、昼休みの日経先物は、菅首相月末辞任報道で200円強上げています。

昨晩海外市場ではドル円は110円を挟んでの狭いレンジでのもみあいが継続、雇用統計前の様子見が継続し、終盤やや下げて109.93レベルでアジア時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は大きな変化はなく、21日線絡みで一目均衡表の「雲」の下での推移。
菅首相が総裁選立候補断念を表明したことで、やや乱高下したドル円ですが、日本の政治が為替相場に影響を与えることはほぼ例が無く、この後ドル円は円安にも円高にも走る可能性は少ないものと思われます。
午後は再び今晩の雇用統計を睨んでの静かな動きに戻ることが予想されます。

ドル円、菅首相総裁選不出馬報道で一時乱高下

ドル円日足

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