ドル円、週末のイベントを控え、上下しつつも方向感を見出しづらい時間帯が継続(8/26朝)

25日(水)のドル円相場はレンジ内で上下しつつも方向感を見出せず。

ドル円、週末のイベントを控え、上下しつつも方向感を見出しづらい時間帯が継続(8/26朝)

ドル円、週末のイベントを控え、上下しつつも方向感を見出しづらい時間帯が継続

〇ドル円、米長期金利上昇、商品・株高、米耐久財受注の好調に米国時間に110.13まで上昇
〇引けにかけては一目均衡表の「雲」上限をバックに戻り売り109円台に反落、方向感出ず
〇ユーロドル、1.1726まで下落するもリスク選好のドル売り等に1.1774まで反発、下値堅い
〇ドル円、市場参加者に注目されているジャクソンホール会合を週末に控え方向感に欠ける値動き
〇昨日同様、様子見ムードが強まりやすく、方向感を見出すには至らないと予想
〇本日の予想レンジ:109.60ー110.30

海外時間のレビュー

25日(水)のドル円相場はレンジ内で上下しつつも方向感を見出せず。アジア時間引けにかけて日通し安値109.68まで下げ幅を広げるも、90日移動平均線に続落を阻まれると、@米長期金利上昇に伴うドル高圧力(米10年債利回りは一時1.35%まで急上昇)や、A株高・商品高を背景としたリスク選好の円売り圧力(クロス円上昇→ドル円連れ高)、B米7月耐久財受注の良好な結果が支援材料となり、米国時間にかけて、日通し高値110.13まで上昇しました。しかし、8/23に記録した直近高値110.15や、一目均衡表雲上限110.13をバックに戻り売りが強まると、引けにかけて反落し、本稿執筆時点(日本時間午前6時00分現在)では、109.99近辺で推移しております。

25日(水)のユーロドル相場は堅調な値動き。@ドイツ8月IFO企業景況感指数(結果100.4、予想99.4)の冴えない結果や、A米7月耐久財受注の良好な結果、B米長期金利上昇に伴うドル高圧力が重石となり、米国時間朝方にかけて、日通し安値1.1726まで下落しました。しかし、一目均衡表転換線に続落を阻まれると、C株高・商品高に伴うリスク選好のドル売り圧力や、D週末のジャクソンホール会合を控えたポジション調整(ユーロショートの手仕舞い)が支援材料となり、米国時間午後にかけて、日通し高値1.1774まで反発しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間午前6時00分現在)では、1.1772近辺で推移しております。

本日の見通し

ドル円は方向感に欠ける値動きが続いております。市場参加者に注目されているジャクソンホール会合を週末に控えていることが背景と考えられます(パウエルFRB議長が同会合で年内テーパリング開始の地均しに踏み切るのか、新型コロナウイルスの感染拡大リスクを考慮しテーパリングを急がない姿勢を強調するのか、現時点において見方が二分→コンセンサスが定まっていないことから市場参加者は身動き取れず)。この為、今週末8/27の午後11時に予定されているパウエルFRB議長講演を見極めるまでは、ロング・ショート共ポジションを保有し辛く、レンジ内での膠着相場が続くと予想されます。本日は米第2四半期GDP改定値や米新規失業保険申請件数、米カンザスシティ連銀製造業活動指数、米7年債入札など複数の米国イベントが予定されておりますが、昨日同様、様子見ムードが強まりやすく、方向感を見出すには至らないと予想されます(レンジ内で上下しつつも方向感を見出し辛い時価帯が続くと想定)。

本日の予想レンジ:109.60ー110.30

注:ポイント要約は編集部

ドル円、週末のイベントを控え、上下しつつも方向感を見出しづらい時間帯が継続

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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