ドル円小幅反発一時110円台を回復 (7/16午前)

16日午前の東京市場でドル円は買い戻し優勢。

ドル円小幅反発一時110円台を回復 (7/16午前)

ドル円小幅反発一時110円台を回復 (7/16午前)

16日午前の東京市場でドル円は買い戻し優勢。朝方109.84レベルで取引が始まったドル円は一旦109.73まで下げましたが、米10年債利回りが1.31%台まで上昇するとドル円も反発、一時110.07の高値をつけた後、東京時間正午現在は109.99レベルで取引されています。
日経平均株価は、東京都での新型コロナウイルス感染者数が急増していることを嫌気して売りが先行し、一時下げ幅は400円を超えましたが、その後は買い戻しも入り、304円安で午前の取引を終了しています。
日銀は正午前に金融政策決定会合を終え、現状の金利水準と大規模緩和策の維持を決定、また、今年の実質GDPの見通しの中央値を前回より0.2%低い3.8%に引き下げました。ただ、市場への影響は限定的でした。

昨晩海外市場では米長期金利の低下が続いたことから欧州序盤にドル円は109.71の安値をつけました。その後は米長期金利が一旦戻したこと、米経済指標がまちまちの結果だったことなどを受けてもみ合い、一時110円台を回復する局面もありましたが持ちこたえられずに反落、109.85レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は引き続き本日109.56レベルの90日移動平均線と110.54レベルの21日移動平均線の間でのもみあいが継続しています。

本日も海外時間に米国の小売売上高、ミシガン大消費者マインド指数等の重要指標の発表が控えていますが、今週ここまでの米指標がかなりバラバラの結果で来ており、FRBの緩和維持スタンスも再度確認できていることから、よほど強い数字が出ない限りは現レンジでのもみあいが続きそうです。

ドル円小幅反発一時110円台を回復 (7/16午前)

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