ドル円111円台半ば 小動きながら連日年初来高値を更新 (7/2午前)

2日午前の東京市場でドル円は高値圏で上値を試す動き。

ドル円111円台半ば 小動きながら連日年初来高値を更新 (7/2午前)

ドル円111円台半ば 小動きながら連日年初来高値を更新

2日午前の東京市場でドル円は高値圏で上値を試す動き。朝方111.53レベルで取引が始まったドル円は実需とみられるドル買いに公表仲値決定にかけてじり高に推移。10時過ぎには一時昨晩高値を上回る、1年3ヵ月ぶりの水準となる111.66をつけた後、東京時間正午現在は111.58レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩海外市場で欧米主要株価指数がほぼ全面高となった流れを受けて、前日終値付近から徐々に値を上げる展開となり、一時は前日比100円超上げる場面もありました。その後は国内でのコロナ感染再拡大への懸念から売りも出て、84円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米主要株価指数が続伸したことや、新規失業保険申請件数が予想を下回ったこと、米下院が7,150億ドル規模のインフラ投資法案を可決したこと等がドル円をサポートし、未明にドル円は111.63まで上値を拡大しました。

テクニカルにはドル円は昨晩からの上昇で年初来高値を更新、昨年3/24高値の111.71まであと一歩に迫る勢いです。4月からの上昇チャネル内で順調に上昇が続いていますが、チャネル上限が本日111.86レベルと接近してきており、雇用統計前はこのレベルではいったん止まりそうです。下方向は6月中旬以降サポートしてきた転換線が110.93付近。そこを下抜けても基準線、21日移動平均線が110.30-40レベルにあって底堅そうです。

市場は今晩の雇用統計待ち。非農業部門雇用者数の予想は72万人増とかなり強気の見通しですが、為替市場は先月同様ADP雇用統計で上ブレを織り込みつつあることから、ドル円は数値悪化の場合の下落リスクのほうがやや大きそうです。

ドル円111円台半ば 小動きながら連日年初来高値を更新

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