ドル円109円台半ば、米CPI発表控え様子見気分強い(6/10午前)

10日午前の東京市場でドル円は109円台半ばでのもみ合い。

ドル円109円台半ば、米CPI発表控え様子見気分強い(6/10午前)

ドル円109円台半ば、米CPI発表控え様子見気分強い

10日午前の東京市場でドル円は109円台半ばでのもみ合い。朝方109.63レベルで取引が始まったドル円は、材料難から本日も方向感に欠ける動きが続き、午前の取引レンジは109.52-68と本日も20銭足らずにとどまりました。東京時間正午現在は109.56レベルで取引されています。
日経平均株価は、米株式市場の軟調を受け売り先行で始まりましたが、本邦のワクチン接種加速にともなう国内景気回復期待にすぐに切り返し、121円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場ではドル円は米長期金利の低下を背景にNY時間序盤に一時109.23まで下落しました。しかし、本日の米CPI発表を控えたポジション調整に米長期金利が下げ幅を縮小すると、ドル円も急反発し、109.60台で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の上昇で21日移動平均線を上放れ、また安値も徐々に切り上げて上昇基調を回復しつつあるようにも見えますが、基本はレンジ内での取引が継続しています。
今週は全般的にイベントが少ない週ですが、今晩はECB理事会と米CPIの発表があり、最近の為替相場の主題の一つとなっている、市場の米欧の金融緩和縮小開始への思惑にどのような影響を与えるか注目されます。

ドル円109円台半ば、米CPI発表控え様子見気分強い

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