リスク管理の注意喚起
本日のドル円はジェットコースター
FOMC、日銀金融政策決定会合と、これで主要国の金融政策が一通り出そろったことになりますが、今日のドル円も225先物も結果発表を前にして乱高下の連続です。
ドル円はNY終値105.25レベルから、早朝に103.35レベルまで急落、その後105円近くまで戻しましたが、結果発表を前に再び103.57レベルまで下落と激しい動きとなりました。しかし、まさかその後に更に激しい動きが襲うとは誰も思わなかったところ、104.97レベルへの上げ、103.43レベルへの下げ、105.54レベルへの上げ、102.76レベルへの下げと、まるでジェットコースターです。11:12〜13:20の2時間ほどの動きを1分足チャートでご覧ください。横軸の値幅(点線)が40銭刻みですから、とても1分足チャートとは思えません。
ドル円一分足
イベントを前にして荒れる、スプレッドが開く、上下に振れる傾向
最近の傾向として、イベントを前にして荒れる傾向が強く、また乱高下するから当然ですが、Bid-Askのスプレッドも平時に比べるとかなりワイドなクオートとなっています。さらに、ご丁寧に上下ともに振れるという動きが目立ちます。
今朝も誤発注ではないかとの話が出ていましたが、仮にきっかけが何であれ乱高下すれば、その道中のストップオーダーが軒並み執行されることとなります。乱高下の兆候(例えばローソク足1本あたりの平均値幅のX倍の足がY本連続する、等)が出た場合には、ストップ狩りを行うようなアルゴリズムが働く仕掛けを金融機関(FX業者のカバー先である大手銀行、証券等)が持っているのではないかと勘繰りたくなります。
ポジションのリスク管理体制見直しを
本日に至っては、大証の225先物も16660円を付けた直後に15910円へと750円もの急落を東証昼休みに演じました。共通しているのは取引が薄い時間帯のしかも何かが起きそうな時間帯(今回は日銀結果発表直前)で、下手にストップオーダーを置くとことごとく付けられてしまうという動きとなってしまいます。
もちろんストップを置かないことは勧められませんが、つきにくいストップ、つまりある程度は離したところにオーダーを置くというのが、現在の私のスタイルです。その代り、ポジションサイズはその分少なくしています。少ないポジションでもこれだけ動いていればトータルでは同じような損益となりますので、皆さんもこれを機に今一度、ポジションのリスク管理体制を見直してみるとよいのではないかと考えます。
オーダー/ポジション状況
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