ドル円:7月27日のファンダメンタル分析
104前後からのショートは危険
昨日の東京市場では、本日のFOMCにおいて年内利上げの可能性を示すいっぽうで、金曜の日銀会合では現状維持であろうとの思惑から株価が下落、その流れからドル円は円高の動きとなり朝から105円割れの動きになりました。その後もポジション調整から円買いの動きが続き欧州市場序盤には一時103.99レベルの安値を付けました。NY市場では速い動きの調整に加え、政府の経済対策に歩調を合わせ日銀も追加緩和を行う可能性があるとの見方から、105円近くまで値を戻し同水準での引け。
ドル円:7月27日のテクニカル分析
ドル円は、本日のFOMCを前に直近の円安に対する調整が進みました。105円の節目、トルコクーデター未遂直後の安値(104.63レベル)を次々と割り込んだことで一時103円台へと入り込みましたが、日銀緩和の思惑も出てきたことで昨日の下げに対して半値ほど戻す展開となりました。日銀緩和ですが、債券購入額を増やす、マイナス金利幅を拡大する、ETFの購入枠を増やす、といったこれまでの緩和策の延長では新たな効果は見込みにくく、逆に今年に入ってからの一連の会合後の動きを再現してしまう可能性もあり、悩ましい選択を迫られる会合となりそうです。いずれにして金曜までにもう少し様子が見えて来るでしょうから、今日のところはまずはFOMCに照準を合わせることとなりそうです。既に戻しが入っていることを考えると、105円台前半は戻り売り、105.30レベルをレジスタンスに、104.50レベルをサポートとする流れを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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