ドル円108円台前半に反発、日銀は金融性政策不変で市場反応なし (4/27午前)

27日午前の東京市場でドル円は上昇。

ドル円108円台前半に反発、日銀は金融性政策不変で市場反応なし (4/27午前)

ドル円108円台前半に反発、日銀は金融性政策不変で市場反応なし

27日午前の東京市場でドル円は上昇。昨日海外市場でのドル円反発を受け108円台を回復して取引が始まったドル円は、特段の材料もないままに午前中もドル買いが優勢となりました。ドル円は昼前に一時108.39の高値をつけた後、東京時間正午現在は108.35レベルで取引されています。
日経平均は、昨晩米主要株価指数がまちまちの動きとなったことで、前日終値付近で方向感に欠ける取引となり、79円安で午前の取引を終了しています。
日本銀行は正午頃金融政策決定会合の結果を公表、現行の緩和的金融政策を維持しました。同時に発表された「経済物価情勢の展望」では経済見通しのリスクバランスや、先行き不透明感について、1月のレポートに比べやや文言が緩んだ部分もありますが、概ね変更はなく、市場への影響は限定的でした。

昨晩海外市場では世界的経済回復への期待から、米株式がハイテク関連株中心に上昇。ナスダック総合指数とS&P500指数は史上最高値を更新しました。一方で週後半のイベントを控えて様子見気分も強く、NYダウはポジション調整に押され反落して終わっています。ドル円は東京時間に売りが先行したものの海外時間に入りドル買い優勢に転じ、ダラス連銀製造業活動指数等の好結果もサポートし、108円台を回復して東京時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は昨晩からの反発で、一目均衡表の「雲」の中から脱出、転換線も一時上抜けて、4月に入ってほぼ一方向に進んできたドル売りに一旦歯止めがかかった形です。上方向は21日移動平均線が本日109.17レベルとまだ遠く、一方下方向は「雲」の上限が108.00と近くなっています。今週はFOMC、バイデン大統領の政策発表と後半にまだイベントが続くため、しばらくは様子見主体の動きとなりそうですが、とりあえず今日のところは、ドル円下げ止まり確認の意味で、終値と一目均衡表の「雲」上限との位置関係や、21日線を目指す動き転じられるかに注目です。
また、15:30からの黒田総裁記者会見も為替の材料となる可能性は低いものの、一応注意です。

ドル円108円台前半に反発、日銀は金融性政策不変で市場反応なし

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