ドル円安値圏でもみ合い、一時107.80まで下値を拡大 (4/23午前)

23日午前の東京市場でドル円は107円台後半での推移。

ドル円安値圏でもみ合い、一時107.80まで下値を拡大 (4/23午前)

ドル円安値圏でもみ合い、一時107.80まで下値を拡大

23日午前の東京市場でドル円は最近の安値圏での推移。朝方107.97で取引が始まったドル円は、108.00にワンタッチあったものの、基本は107円台後半でのもみ合いに終始し、東京時間正午現在は107.95レベルで取引されています。
日経平均は、米市場での株価下落を受け前日終値から大きく下げて取引が始まり、下げ幅は一時400円を超えました。しかし、その後は空運・海運関連株等が値ごろ感から買い戻され、204円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場でドル円は、欧州序盤にやや下値を広げ107.82の安値を付ける場面もありましたが、基本的には方向感に欠け、108円を挟んで上下20銭程度の動きに終始しました。バイデン政権が富裕層のキャピタルゲイン税を倍増させる方針との報道で、米主要株価指数は急落し、為替市場では他の主要通貨に対しては、リスク回避の動きからドルが急速に買い戻される動きとなりました。一方ドル円は、ドル、円双方が危険避難的に買われたことから明確な方向感が出ていない状況です。

テクニカルにはドル円は昨晩からの下落で当面のサポートとみられていた一目均衡表の「雲」の上限にさしかかりつつあります。本日107.95に位置する「雲」上限や、年初来安値102.59から年初来高値110.97までのフィボナッチ38.2%戻し107.77をクリアすると、同フィボナッチの半値押し106.78まで下値余地が広がります。

カナダ中銀の緩和政策縮小への動き、米国のキャピタルゲイン増税、ビットコインの急落等、今週はリスク資産から資金が流出する要因や兆候が目立つ流れとなっていますが、リスクセンチメントの悪化が週末の海外市場でも加速すると、ドル円も次第に上値が重くなってくるものと思われ、今晩の動きに注目です。

ドル円安値圏でもみ合い、一時107.80まで下値を拡大

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