ドル円109円台後半で上下、下値をやや広げるも朝方の水準に戻す(4/7午前)

7日午前の東京市場でドル円は109円台後半で下値を広げる動き。

ドル円109円台後半で上下、下値をやや広げるも朝方の水準に戻す(4/7午前)

ドル円109円台後半で上下、下値をやや広げるも朝方の水準に戻す

7日午前の東京市場でドル円は109円台後半での推移。朝方109.75で取引が始まったドル円は同調して動いた、米株先物と時間外の米長期金利の小刻みな動きをそのまま反映する動きとなり、一旦109.90まで上昇後に109.58まで急落、昨晩の安値をやや下回る場面もありましたが、東京時間正午現在は朝方と同じ109.75レベルで取引されています。
日経平均は、前日大きく下げた後の反動の買いもどしと、昨晩米株式が軟調に終わったことからの売りが交錯し、前日終値を挟んで上下。結局前日とほぼ変わらずの10円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米国時間にハイテク関連株を中心に株価が下落、雇用統計後に上昇に転じていた米長期金利も下落して、ドルは全面安の様相となりました。ドル円も欧州序盤に110円台半ばまで上昇していたものが、109.67まで急落、そのまま109円台後半で東京時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は、昨日の下落で転換線を割り込み、109.40付近を上昇中の21日移動平均線に接近中。今年一月以降の中期のドル円の上昇トレンドの中で、何回かあった調整局面では、ここまですべて21日線付近で調整を終了して、上げを再開しているパターンが続いてます。
今回も21日線が一旦はサポートとして機能する可能性が高く、米景気回復が腰折れせず中期的な米ドル金利上昇トレンドに変化がない限り、再びドル円も上昇に転じるシナリオが有力と考えられます。
そういう意味で、本日この後の時間にもしドル円が、21日線を大きく割り込むような動きとなることがあれば、その時には注意が必要です。

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