ドルインデックス(21/4/6)

ドル円週報で書いた通り、ドル円は月足レベルでの重要なレジスタンスを上抜けたことで、中長期的には112円台前半、114円台半ばを視野に入れる展開となってきました。

ドルインデックス(21/4/6)

ドルインデックス

ドル円週報で書いた通り、ドル円は月足レベルでの重要なレジスタンスを上抜けたことで、中長期的には112円台前半、114円台半ばを視野に入れる展開となってきました。しかし年初から一本調子でのドル高となっていることもあって先週半ば以降は横方向へのもみあいが続いています。

ドル円も含めて米ドルとしての動きはどうなっているのか、久しぶりにドルインデックスチャートを見てみましょう。ここで示すドルインデックスは、先物市場に上場されているインデックスで、ユーロを中心に、円、ポンド、カナダドル、スウェーデンクローネ、スイスフランの6通貨のコンポジットです。

ドルインデックス

週足チャートですが、昨年のコロナショック直後にドルが下げた水準(94.65)にピンクの水平線を引いてあります。その直後にドル高を経てドル安トレンドの中では同水準が節目となり、9月の戻り高値も94.74とほぼ同レートで上値を抑えられました。

現状は再びこのピンクの水平線をターゲットにしやすい流れですが、コロナショック後のドル高値と今年年初のドル安値の38.2%戻しが94.47と、これもほぼ同じレートになっていることからドルとしての動きを考えた場合、ここから2%弱のドル高を見ておいてもよさそうです。ドル円の最初のターゲット112円台前半も似たような上昇率となっています。

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